フローリアン・メルツ クリュゼヒジッシュ・フィルハーモニー ブロツヴァフ バロック管弦楽団 バッハ ブランデンブルク協奏曲 第2番 BWV1047

 ドイツ、クリュゼヒジッシェ・フィルハーモニー、ブロツヴァフ、バロック管弦楽団によるバッハ、ブランデンブルク協奏曲、第2番、BWV1047。バート・エルスター、ケーニッヒ・アルベルト劇場でのライヴ。

 ドイツ、ポーランドのオーケストラによるバッハを聴くと、歴史の流れを感じる。プロイセン、オーストリア、ロシアによるポーランド分割に始まる、ドイツ人によるポーランド侵略の歴史があっても、ヨーロッパの中のドイツとポーランドの和解あってのバッハの重みが加わる。ことに、第2次世界大戦の悲惨な記録、ドイツはポーランドに多くの領土を渡すことになったとはいえ、バッハの音楽に奥行きを与えているだろう。

 第1楽章の闊達さ、重厚さの調和。バッハの深みが伝わっていく。第2楽章の深遠さは聴きもの。第3楽章のトランペットの輝かしさ、フーガならではの重さ。内容の深さ。ドイツのバッハの本質だろう。

 フローリアン・メルツがバッハの音楽の本質を捉えつつ、しっかりとオーケストラをまとめ上げている。ずっしりした重さ、本場ドイツの重み・深みを感じる演奏である。