ネルソン・ゲルナー 樫本大進 ジラード・カルニ ソル・ガベッタ シューマン ピアノ四重奏曲 Op.47

 ネルソン・ゲルナー、樫本大進、ジラード・カルニ、ソル・ガベッタによるシューマン ピアノ四重奏曲 Op.47。樫本大進がジラード・カルニ、ソル・ガベッタ、ネルソン・ゲルナーとの共演で、素晴らしいシューマンの世界を描き出していく。

 第1楽章。序奏、弦の素晴らしい絡み合い。ゲルナーのピアノが見事。歌心、ロマン、抒情性を大切にしつつ、シューマンの音楽を展開する。第2楽章。スケルツォで、ピアノと弦の絡み合い、歌心も十分である。第3楽章。シューマンの歌が広がる。ガベッタがじっくり歌い上げていく。樫本もたっぷりと歌う。ゲルナーの歌心溢れるピアノが、全てを引き立てている。カルニの歌心も素晴らしい。シューマンの歌が会場に響き渡っている。第4楽章。シューマンの歌、ロマン、抒情性が大きな世界を作り出す。ゲルナー、樫本、カルニ、ガベッタが一丸となって、大きな世界を生み出している。

 樫本が優れた室内楽奏者であることを示した演奏で、ゲルナーというよきピアニスト、ヴィオラのカルニ、チェロのガベッタというよき仲間との出会いが、素晴らしいシューマンの世界を生み出した。見事と言うしかないだろう。