北とぴあ国際音楽祭 ラモー アナクレオン

 北とぴあ国際音楽祭は、当初予定のリュリ「アルミード」が新型コロナウィルスのため、出演歌手が来日できなくなったことを受け、ラモー「アナクレオン」に変更となった。(10日 北とぴあ さくらホール)

 前半がフランス・オペラのバレエ名曲集、後半に「アナクレオン」という構成で、聴きどころ・見どころ豊かな舞台となった。これは、寺神戸亮率いるレ・ボレアードをはじめ、ソリスト・合唱・バレエが一体化した上演が実を結んだ。

 ルベル「様々な舞曲」、リュリ「町人貴族」、上演予定だった「アルミード」、ラモー「プラテ」からの場面では、ピエール・フランソワ・ドレ、松本更紗のバレエが見事だった。「アナクレオン」では、与那城敬をはじめ、湯川亜也子、

佐藤裕希恵、久保敬之、村松念之、谷口洋介、波多野睦美がフランス・オペラを自分のものにして、素晴らしい歌唱を聴かせた。

 寺神戸の指揮ぶりも見事で、ヴァイオリンの引き振りも見事としか言いようがない。来年こそ、「アルミード」上演を大いに期待する。